アイオライト〜物事の二面性
アイオライトは透明感のある藍色の石ですが、見る角度によってはグレーっぽく見えたり、表情に変化のある石です。
はるか昔、大海原を航行したバイキングたちが羅針盤として使っていたと言われています。
私たちの日常はいろいろなことが起こりますし、いろいろな状況がやってきます。
その物事をどんな角度から見るのかによって、同じ事でも見え方が違ってきます。
例えば失恋をしたとします。それはとても辛いことです。
その時はまるで自分にとんでもない不幸が降りかかって来たような気持ちになるかもしれません。
落ち込んだり、悲しんだりするでしょう。
と、ここで、失恋の別の側面を見てみるとどうなるでしょうか。
まず、そのことによって、また新しい出会いを受けれることが出来ます。
相手のために使っていた時間やエネルギーが戻って来て、さらに自分の好きなことをやったり、自由に出来るため、未来の可能性が広がります。
実際、本当に自分に必要なものは失われることがありません。
いなくなってしまった、ということはこれからの新しい自分にとっては“丁度良く”なくなったということです。
丁度良くないパートナーに替わって、ピッタリのパートナーが現れるとしたら、その方がより幸せですよね。
まあ、感情的にそんなにスパッと切り替えるのは難しいこともありますが、一つの物事を今までと違う角度から見てみることは、自分の心に自由を与え、見えていなかった可能性に気付かせてくれます。
物事に唯一正しい見方というのはないのだと思います。人の数だけ見方があるかもしれない。
状況にはまり込んでしまうとなかなかこのことを忘れてしまいますが、そんな時はアイオライトをのぞき込んでみましょう。アイオライトを様々な角度から見るのはとても簡単な事です。
変化する輝きを楽しみながら、起こってくる物事に対する新しい理解が訪れるかもしれません。
アクアオーラと表現力
アクアオーラは水晶に金で人工的なコーティングを施した石です。
シャボン玉のような虹色の輝きがあります。
アクアオーラのような加工を施した石は「オーラ系クリスタル」などと呼ばれたりしますが、
金ではなくプラチナやチタンを蒸着したものや、水晶ではなくオニキスやカーネリアンなどに加工を施したものなどもあるようです。
趣味であっても、プロフェッショナルであっても、何か創造的な表現活動をされている方にとって助けになってくれる石です。
限界を解き放って、持つ人の潜在的な可能性を目覚めさせると言われています。
アートであっても、音楽であっても、何かの“物創り”であっても。
“自分”ってすごく作品に現れてくるものです。というか、おそらく自分に無いものは出て来ないのでしょう。
料理などをレシピを見ながら作っても、「自分の味」になったりしますよね。
向上心があればこそ、もっとさらに自分の作品や表現を高めたい!という思いは自然に湧いてくるものです。
そこでもちろん、日々の練習や作品作り、探求といったものが大事なわけですが、それ以外にも出来るアプローチがあります。
それは自分のエネルギーに働きかけてあげることです。
セラピーかもしれないですし、ボディワークなどで体を整えてあげるのが良い場合もあります。
また、石が助けになってくれる場合もあるかと思います。
自分自身のエネルギーや精神状態などが変われば、おのずと自分から出て来るものも変化します。
ただ、中には「怒り」や「苦悩」のエネルギーを創造的なパワーに変えているアーティストもいると思いますので、
そういう方にとってはあまり穏やかな人になってしまうのも困りものかもしれません。
アクアオーラは喉のチャクラに働きかけ、活性化します。
非常にパワフルな石で、オーラを浄化して修復します。
アクアオーラが気になる方は、もしかすると自分の中のまだ表現されていないエネルギーがうずうずしているのかもしれませんね。
自己表現だけでなく、コミュニケーションスキルを高めたい方にもおすすめです。
アクアマリンとパートナーシップ
アクアマリンはコミュニケーションをスムーズにする働きがあります。
また、“幸せな結婚の象徴”などと言われることもあります。
幸せなパートナーシップとはいったいどういうものでしょう?
結婚したり、おつき合いを始めたばかりの頃は相手の好ましいと感じる面がとてもクローズアップされて見えます。
ところが、しばらく一緒にすごすうちに、だんだん今まで見えていなかった面が見えてきます。
場合によっては、相手のクセのようなものが自分にとっては許しがたい何かに感じてしまうこともあります。
よくあることですよね?
そのような事に気付いた場合、すぐ思いつくのは“相手に変わってもらいたい”ということではないでしょうか。
あの人が、彼が、彼女が、変わってくれさえすれば自分は心穏やかに暮らすことが出来るのに・・・。
そんな風に考えたことはありませんか?
しかしながら、相手を変えようとしてうまくいった試しはなかなか無いのではないかと思います。
言い争いやケンカになってしまったり、相手もこちらを変えようといろいろ指摘し返してきたり。
どちらの言い分や考えが正しいのか、ということはいくら議論しても、例え言い争いに勝ったとしても、何も得るものはありません。
ある意味、パートナーというのは自分自身の鏡です。
ですので、自分が変わらずして相手だけ変えるというのは不可能なのです。
相手に変わって欲しい何かを見るとき、まず自分の内側を見つめてみましょう。
単にやさしくすることを超えた、“愛のある在り方”ってなんだろう?
とちょっと考えてみてください。
あなたが深く変化する時、どんな頑固に見える相手も変わらないではいられなくなります。
何が2人にとっての“幸せ”なのかはそれぞれかと思いますが、何か不協和音が響いてるような気配がしたら、アクアマリンの助けを借りてみましょう。
アクアマリンは海に関わりのある石ですが、時には終わった事は“水に流す”ことも必要だと教えてくれるかもしれませんね。
アズライト〜古い観念を手放すこと
アズライトは深青色の石で古くから粉末にしたものが顔料などに使用されています。
いわゆる第三の目、6チャクラを活性化します。
私たちは日頃慣れた、無意識に制約されたパターンの中で生きています。
リアリティ、現実といったものは本当はその見方、捉え方によっていかようにも変わってくるのですが、大概“観念”という眼鏡をかけて、そのフィルターを通して現実を見ています。
「現実とはこういうものだ」という固定観念は単なる思い込みに過ぎないわけですが、それに気付く何かのきっかけに出会ったり、意識的に自分を癒すことと取り組んだりしない限り無意識に信じている思考パターンが繰り返され、それがまた自分の体験する現実を創造する。ということになります。
開かれた心を持って生きることは、ある種のチャレンジが伴いますし、惰性で生きたい人にしてみたら面倒なことかもしれません。しかしながら、曇った眼鏡で見るよりスッキリとクリアーな眼鏡で見たほうが快適なように、より拡大された意識を持つことはより自由になることです。
アズライトはこのような、知らず知らずの内に身に付いてしまった制約された思考に気付き、本当にその考えや意識を持つことが自分のためになるのか、自分にとっての真実なのか検証することを助けてくれます。
そして、より拡大された意識から物事を見る事を促します。
今までに感じて来た“不自由さ”は自分の意識が創り出した産物に過ぎません。ですので、意識を変えることによって自らを解放すること、自分をもっともっと自由にしてあげることは可能なのです。
アズライト-マラカイト〜意識の浄化
アズライト-マラカイトはアズロマラカイトなどとも呼ばれています。
2つの石がコンビネーションになっていて、両方の性質を合わせ持ち、お互いを高め合っています。
アズライトの深いブルーとマラカイトのグリーンが一つに調和している、美しい石です。
この石は、古い思考パターンを浄化する働きがあると言われています。
私たちは、特に感情を伴った過去の記憶によって、様々なことを思考します。
また、何かを思い出して思考を巡らせることによって、感情が湧き起こってくるとも言えます。
意識をよりクリアーにするためには、過去の経験に伴う感情を浄化することが有効です。
また、例えばいつもネガティブな考えが止まらない、などの場合にも、同じことが言えます。
頭が冴え渡っていて、直感も冴えている状態。
それは感情のモヤモヤによる意識の曇りや、古い観念による捕われの無い状態です。
アズライトは意識の深い部分を浄化し、マラカイトは癒しと変容をもたらします。
新たなリアリティに心を開き、精神性を高めたいと願う方に、力になってくれる石ではないかと思います。